青春時代のバイブル雑誌 “Zipper”
こんにちはeruです🐈
今回は私が青春時代に愛読していた雑誌、「Zipper」について書いていきたいと思います。
自己紹介にもチラッと書いたのですが、私にとってはとても大切な雑誌。
読んでたよ!って方もいるかな、、?
この雑誌をよく知らない方にも、新しい世界を知ってもらえたらと思うので、よかったら見ていってください☺︎
今の私のファッションの核であるといっても過言ではない、このZipperへの思い入れや、当時中学生だった私に与えた影響などなど書いていきたいと思います。
Zipperとは
ざっくりと..
Zipperは、原宿発のファッションやカルチャーを発信する*青文字系の雑誌です。
(*青文字系=個性的なファッションを表します。反対に、モテ系などが赤文字です)
読み方はジッパー。
1993年〜2017年まで販売されていました。いまは休刊しています。
男性や他人受けを意識した雑誌などとは違って、自分らしさを貫くスタイルが特徴です。
個性的で奇抜なファッションを楽しむ女の子たちが、モデルとして載っていました。
「パチパチズ」という読者モデルたちが多く起用されていて、とても人気がありました✨
それぞれのセルフプロデュース力が高く、自分たちでコーディネートやヘアメイクをしてそれが雑誌になっていたようです。
Zipperとの出会い
私がZipperを知ったのは、ある二人の読者モデルさんからでした。
AMOちゃんとAYAMOちゃんという女の子のユニットのようなもので、当時はふたり合わせて「AMOYAMO」という名前で活動していて。
はじめて見たとき、めちゃくちゃ衝撃を受けたのを、今でもはっきりと覚えています。
そのふたりが好きになり、Zipperに出ていると知って買って読むようになりました。
ガーリーだけど毒があるようなファッションをするAMOちゃんと、ボーイッシュでストリートなファッションのAYAMOちゃん。
このふたりのファッションがとても好きでした。
正反対の格好をする二人が一緒にいる、というところにも惹かれたのだと思います。
記事を書くにあたって最初に買った号を調べてみたら、彼女達に興味をもった月にすぐ買ったようです。
中学生の自分の行動力が凄くて見習いたい、、笑
Zipperの魅力
Zipperを読むようになって、特に私が心奪われたものがあります。
それは、雑誌で女の子たちが履いている、ヴィンテージのボロボロのマーチンやコンバースです。
それまで普通のファッション誌を読んできた私には、こんなボロボロの靴で紙面に載っていることがもう衝撃!
今考えても最高にロックだ、、、。
ここからヴィンテージの存在を知り、それまでの私の「古着=ただの要らなくなった服」という認識は、ガラリと変わりました。
おかげで今では古着やヴィンテージ大好き!
憧れのマーチンを買った話はこちら↓
また、紙面を飾るモデルさんたちの笑顔のカットが少なくて、そこにも衝撃を受けたのを覚えています。
みんなどこかアンニュイで、少し攻撃的にも見えるような表情で。
その時のZipperから感じられるすべてが、人と同じことになんの意味も見出せなかった中学生の私に、ぴったりとハマったのでしょう。笑
周りの大人たちの “みんなと一緒であることが当たり前だ” というような価値観が理解できず、猛烈に反発していた時期でした。(グレたとかではない)
そんな中で、雑誌の中の「派手なファッションを自由に身に纏う女の子たち」は、みんなキラキラと輝いて見えました。
他人の目を気にせず、自分が心からいいと思ったものを、好きなように着る。
そんな媚びない強さに猛烈に惹かれ、自分のスタイルを貫くかっこよさに完全にやられたのです。
他にも、Zipper(を含め多くのファッション誌)には、音楽や映画についての記事とかも載っていたりします。
ここから、ファッション以外のいろんなサブカルチャーも知ったので、それもとてもいい思い出です。
Zipperを通して考えること
Zipperはもちろん大切に保管していて、今でもたまに読み返しています。
何度みても色褪せない可愛さとかっこよさ、、、最高。
なんであんまり古い気がしないのだろうと考えてみたら、この雑誌に写るファッションは流行には沿わず、みんなそれぞれの信念に沿ったオリジナルのファッションであったからではないかと思いました。
この記事を書いた理由でもありますが、この雑誌が私に与えてくれたキラキラを多くの人にも知ってほしい。
Zippeは休刊してしまったけれど、この雑誌が教えてくれた「自分らしさ」や「個性」、「可愛い」を貫くマインドは、時代が変わっても形を変えて残っていくものだと信じています。
そしてこのマインドが、これからもずっとファッションと共にあって欲しいと思います。
私自身が発信することで少しでも知ってくれたり、共感してくれる方がいたら嬉しいです。
*最後に*
今回紹介したZipperや、私に影響を与えてくれたZipperモデルの本は、これからも大切に読み続けていくつもりです。
もしいつか子供が生まれたり孫ができたら、見せてあげたいな。
自分の子供も衝撃を受けるのだろうか。笑
今回はZipperを紹介しましたが、雑誌の魅力をもっと多くの人にも感じてもらえたらいいなと思っています。
最近では、ツタヤでも*バックナンバーがセールしていたりもします。
(*バックナンバー=雑誌の過去号)
Zipperはいまはもう売られていないのですが、私自身、他にもお気に入りの雑誌がたくさんあるので、よくバックナンバーの中からも買ったりします。
安くなっていて手が出しやすいので、普段買わない方にもオススメです。
今は自粛期間で外出は控えるべきなのですが、ありがたいことに雑誌も通販で買えます。
気になるものがある方は、本や漫画はもちろん、「雑誌」もぜひ買ってみてね。
私のように、大切な雑誌に出会えるかもしれません📚
では、ご覧いただきありがとうございました☺︎
eru🍒